カテゴリー: 舞台いろいろ

劇団鹿殺し「彼女の起源」感想おえかき

kanojonokigen

 

三樹夫は知っていたのかもしれない。道路に飛び出した自分を助けようとお母さんが駆け寄ってきたときのことを。
誰が自分の背中を押したのかということを。

陶子は気づいていたのかもしれない。自分に翼がないことを。
三樹夫の背中を押したときに、みずから翼を捨てていたということを。

小さな部屋から出ることができても、広い世界を飛んでゆける羽根が自分にはない。
代わりに閉じ込められた、自分の罪と向き合うことが怖い。

記憶に蓋をして、外の世界でも小さな部屋に閉じこもったままの陶子のメッセージから
閉じ込められた三樹夫は、何かを感じ取って、決心したのかもしれない。

最後となった、嵐の夜の、三樹夫からのメッセージ
マイクテスト•ワンツー!これから、ねえちゃんを助けに行く!
ねえちゃんに、俺の翼を片方あげる。そしたら、一緒に飛べる!!

何年も経って、録音を聞いた陶子は
三樹夫がずっと前に自分を救い出してくれていたことを知る。
ずっと許してくれていたことを知る。

思い出の母の姿は、陶子にとって罪の意識の現れだった。
テレクラの電話の向こうの三樹夫は、この十年、どんな姿で陶子に語りかけていたのだろう。

三樹夫の翼が自分の中に残されていると知ったとき、
電話の向こうの亡霊ではない、本当の三樹夫と向き合ったとき
やっと、陶子と三樹夫のきょうだいは、手をとりあって広い世界を一緒に飛んでゆける。

ラスト、二人の背中に、涙がとまらなくて…
やるせない、悲しい物語なんだけど、救われたような気持ちにもなりました。

生きている日々を生きていく

今は今のために

演出のチョビさんのご挨拶より(*^^*)
あ〜〜〜、まだ目が腫れております(笑)泣きすぎよ〜〜〜〜

あまりに、心にドーンときたので、深刻なカンジの感想になってしまったけど
7割がたの時間は、爆笑しておりましたwww

コンパクトディスクの申し子…FANKSは必見です!!(そして今夜のヨルタモリは偶然にもてっちゃん〜〜〜♪)

 

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