舞台「七人ぐらいの兵士」感想おえかき!

7nin

先週の土曜日、大好きなスマ友さんに誘っていただき
明石家さんまさん主演「七人ぐらいの兵士」に、行ってきました!

さんまさんがもうずっと生瀬さんと組んでお芝居をされていることは知っていたのですが、じっさい舞台を観るのは初めてです。

観れて、よかった…!

舞台のさんまさんを拝見していて思ったのは、ありふれた言い方になってしまうけど
俳優さんとか芸人さんとかをこえて、さんまさんは超一流の楽しませ屋なんだということ!!

エンターテナーと書くとどうも安っぽいカンジがして「楽しませ屋」と書いてみましたが、余計に軽々しくなってしまったようで申し訳ないです。

いや、あのね、パンフレットでさんまさんも仰っているのですが

俺は芝居せ〜へんぞ。
目の前のお客さんを笑わせるだけやから

というのが、本当にそのとおりで
どこからがお芝居でどこからがアドリブなのかもわからない、さんまさんのペースに巻き込まれて自然と心からの大笑いが出てしまうのです。
…どこからがお芝居なのかもわからないので、もしかしたら全部お芝居なのかもしれないけど。
息を吸うように自然に人を笑わせることができる、明石家さんまという役を演じているのがさんまさんなのかもしれないけど(*^p^*)

さんまさんのようなバイタリティのある人を、戦争という極限の状態に追い込んだらどうなるか。
そんな発想から、生瀬さんは脚本を書き始められたそうです。

この「七人ぐらいの兵士」
舞台は太平洋戦争中の中国大陸。
さんまさん演じる水嶋と、生瀬さん演じる木下は
大阪で大人気の若手漫才コンビ”若葉ライト•レフト”
あることで思いのすれ違いがあって、仲違いしてしまい
偶然徴兵された先の中国大陸で、同じ分隊の兵士として再会します。

関西出身者ばかりの、ちょっとぽんこつだけども
愉快だったり優しかったり、気の良い若者たちが七人ぐらいで集まった分隊。
序盤は主に訓練の毎日が描かれるので、どこかのんびりとした空気が漂っていて
戦争ものだから…とかまえて観ていた気持ちが、皆の笑いでどんどんときほぐされていきます。
温水さん•山西さん•八十田さんのソックリすぎる三つ子最高だしw
mitsugo1
須賀健太くんは大学生にみえないかわいらしさだったけど(し、失礼)
ここぞという時に振り切った笑いを見せてくれた(*^^*)
kentakun
一喝されて飛び上がる健太君wwwよく飛びますね〜(笑)
恵さんがいるとなんだか安心してバラエティを見せてもらってる感じがするしww
甘路さんの乙女乙松は癖になるwwwww
中村育ニさん素敵だねぇ〜♥渋い〜〜♥
kyoudai
あと紅一点の内田有紀ちゃんね!!
可憐でまっすぐで威勢のいいところもある素敵な女の子、お兄ちゃんの木下さんにはちょいと毒舌なところもまたいい(笑)木下兄妹のシーンはちょっとしか出てこないんだけど、この2人の感じがとても好きです。
木下さんといえば〜生瀬さんもうどうしよう。素敵すぎる。やばい。坊主の生瀬さんやばい。チケット取って下さったスマ友さんのお陰でなんと2列目のかぶりつきだったんだけど目の前で脚を組んだ生瀬さんやっばい。生瀬さんのラスヴェガス•シート状態やばい。口があいた。目が合った。気のせい。

(ていうかファッと今気づいたんだけど坊主の生瀬さんとわたしの父上様、似ているのであります…!もちろん生瀬さんの方がずっとお若いし面白いし素敵だけど♡しかしこれだけ坊主の生瀬さん素敵すぎ!と言っておいて、そんな生瀬さんが父上に似てるって…突然のファザコン発揮してすみません。そうですおとうさんだいすきです。おかあさんもだいすきであります。母上様は誰に似てるかな………。は、母上様も、生瀬さんにちょっとにてます)

そんなカッコイイ生瀬さんが〜さんまさんに振り回されまくって「もう勘弁」って顔になってるのが、チャーミングでやっぱりやばい〜〜(*^p^*)ははは、やばいしか言えません。そんな顔を引き出すさんまさんは最強で最高の男だ。Mr.Sだ(笑)
ほんとに、こんなに劇場で笑ったことないかも。寄席かってくらいお客さんみんなで笑ったよ(*^p^*)

そして…気緩みまくりで大笑いしてると、フッと「ここは戦地なんだ」ということに気づかされるようなセリフが挟まれてしぃんとするのね。
水嶋さんがずっと「お笑いは緊張と緩和やねん、緊張と緩和」て言ってて、まさにこの舞台も、灼熱の大笑いと氷点下の沈黙という感じ。

笑って笑って、だんだんと物語が進んでいって、1人いなくなり、2人いなくなり…していっても、笑いがなくなることはなく
でも、笑ったあとの悲しさが、どんどんと大きくなっていくのが、つらかったです。

ラスト、行ってしまう瞬間まで水嶋さんと木下さんはかけあい漫才のようにぽんぽんとやりあっていて、すごく面白くて
その後ろ姿が本当に格好よくて。
吉永さんの思いと同じく、帰ってきてほしい、行かないでほしいと思うのに
行ってしまう連隊の皆が、この二人が格好よくって
格好いいと思っていいのかと激しく葛藤する思いもあって
とっても複雑な悲しい気持ちになりました。

このお芝居の中だけで、皆で退却し、帰ってくるというラストだったら
もしかしたらもっと救われた気持ちになれたかもしれないけど
たとえば「南の島に雪が降る」のニューギニア戦線で、たくさんの人達が退却の道程のうちに亡くなってしまわれたことや
「異国の丘」のシベリア抑留で、捕虜となった人達が次々と倒れ亡くなってしまわれたことを思い出すと
戦争というものに、都合の良い希望なんてひとかけらもなくって
どれを選択してもゴールにはたどりつけないような道を、強制的におしつけられるようなもんなんだ、戦争って
やっぱりこんなことは、もうやめなければならない
と、強く思います。

生瀬さんはパンフレットの中で
「これは”戦争反対”と叫ぶ芝居ではない」と仰っています。

時代の流れに翻弄されて抗えない運命の中にある人たちが
その瞬間にどう生きたか?を描いているもの

その思いは、パンフレットを読む前
観劇中からひしひしと感じていて

バックグラウンドはそれぞれ、いろいろだけど
あなたと何もかわらない、あなたのまわりにいるかもしれない
こんなに普通の人たちが置かれている、この、終わりに進むしかないこの道を
あなたならどう進んでいきますか?
あなたはどう思いますか?

そんなふうに、尋ねられている感じがすごくしました。

私がそう感じたこと、生瀬さんの意図したところじゃないかもしれないけど
こんな風に考えさせてくれたこの作品に感謝します。

そして、私にもなにか、この作品のように
あなたはどう思う?って静かに問いかけるような、声高じゃない方法で
できることがないかなぁと思う。

世の中がまたちょっとキナ臭くなった今日、思いました。

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