カテゴリー: 通し狂言 東海道四谷怪談, 国立劇場歌舞伎公演

「通し狂言 東海道四谷怪談」の、忘れられないシーン

hebiyamaanjitsu

本所 蛇山庵室。

積もった雪が月明かりをうつして、ほんのりと光り
その光がぼんやりと庵室を照らしていて
雪の白と、闇の黒のあいだ
この世とあの世の、さかいめのような場所。

雪が積もった夜は、なぜかとっても静かですよね。
お江戸のむかしから、雪は音を消すものだったのでしょうか。
それとも、何かの気配を消すものなのか。

ぱち、ぱち、と
伊右衛門さんが焚いた回向の炎がはぜる音が
2階席まではっきりと聴こえるくらい、静かな夜でした。

 

このあと「(@.@;)!!!!!」ってなるまでの(^^;)
ほんのすこしの時間だけど
ここ、とっても好き。
伊右衛門さんが、遅すぎるけど
初めてやっと、お岩さんのために祈るシーンでもある。
遅すぎるけど。

炎のそばで、みっともないぐらいに震えながら
祈る伊右衛門さんが
美しく静かな雪の夜の中にて、なおいっそう
濃い闇色のしみのように見えて
とても印象的でありました。

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