カテゴリー: 舞台いろいろ

「いま、ここにある武器」目をそらせない息苦しい時間

kokoniaru

 

いま、ここにある武器」というお芝居を
目白のシアター風姿花伝で観てきました。

空気が濃く重く、または薄く
うまく呼吸のできなくなる瞬間が何度もある
しんどく辛い時間でしたが
4人の役者さんと、これを共有できたひとりになれたことに
心から感謝するお芝居でありました。

 

戦争を終わらせるためには、誰かが戦争を終わらせる必要がある。
航空力学の研究者が、民間人の誤爆を防ぐためと信じて
<無人飛行機誘導プログラム>を開発する。
しかし、そのプログラ ムは国家と軍需産業の取引に利用されてしまう。
彼は兄にそのことを批難され苦悩するが・・・。

<平和のために>政府プロジェクトの一員となった男の葛藤を軸に、
連綿と続く戦争の背景にある国家・企業そして人間達の姿を描く。

 

 

中嶋しゅうさん演じられる、ダンの
弟のネッドが何か恐ろしいものに突然変異したかのような、
驚きと困惑の瞳
(人は本当におそろしいときには
無表情になるのか)

心理的においつめられていくネッドを眺める、
那須佐代子さん演じられるロスの
まるで場違いな慈愛に満ちた瞳
(もしかしたら小さい子を躾けるときの
母親のような?)

斉藤直樹さん演じられるブルックスの
光彩のない真っ黒な、むしろ黒もない、なにもない瞳
(圧迫というのは、上からかけるものだと思っていたけど
ブルックスのように見上げられると、逃れることがむずかしい
視線が足下から這い登ってきて、末端から壊死させられていくような
とても、怖かった)

千葉哲也さん演じられるネッドのラストシーン
ふりしぼった泣き笑いの瞳には、ほんのすこしでも希望はあるのかな?

ちょうど終戦の日に、NHKの映像の世紀を見てて。
武器の歴史。

アインシュタイン。オッペンハイマー。ラッセル。カラシニコフ。たくさんの科学者と技術者たち。
今よりもよくなる明日を夢みて、研究と開発を続けたひとたち。

お芝居の冒頭で、キラキラと瞳を輝かせていたネッドは
ラストシーンでは20年も年をとったような濁って疲れた瞳で言います。

おもちゃを作りたい
ダ•ヴィンチが作った、木製のライオンのロボットのような
歩いていって
胸から紫のユリの花を取り出してさしだすんだ

このお芝居の時間の中だけでも、ネッドがこの先すてきなおもちゃ職人になって
甥っ子たちと笑い合うちょっと先の未来を希いたいと思いました。

この問題を解決する方法を考えるには、私のようなひとりにとっては
あんまりにも相手が巨大で複雑で、勝ち目無しの気がします。

こうやって、観たものにどう感じたのかを、書いているだけでほんとうにいいのかな?
戦争を扱ったお芝居を観たあとはいつも、こう思います…

※大切な追記!!!

ロビーで売っている
コーヒーが
とっても美味しい!

とっても美味しい!!

酸味効いてて美味しいですよ〜(*´ω`*)

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