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シネマ歌舞伎『三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち』

シネマ歌舞伎『三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち』に、行ってきました!

江戸時代(天明二年、1782年)伊勢の商船・神昌が台風により遭難し
船頭の大黒屋光太夫(松本幸四郎さん)、荷主、乗組員15人の計17人は
8か月の漂流のすえ、運よく(悪く?!)ロシアの辺境の列島まで辿り着いてしまう。
その後、なぜかロシア全土をたらいまわしにされ
なんとサンクトペテルブルクでエカテリーナ2世に謁見を許され
祖国日本へ帰国できるまで〇〇年……
って、映画より映画みたいな、本当の話!!
いや~、こんな大冒険をした人達が、江戸時代にいたんですねえ。
光太夫と仲間たちのこの諦めなさ、本当にすごいです。

東劇にて、2020年11月19日(木)まで延長上映とのことです!
私ももう一度、ロシアへの大冒険に出たいなと思っています。
おえかきしたいシーンもたくさんですし♪

好きなシーンはたくさんありますが、前半で好きなのは
松本白鸚さん演じる飄々とした船おやじの三五郎が
漂流した船から、陸地までの距離を占うシーン。
何回占っても…何回占っても…!あああw
笑いごとではない状況なんですが
三谷さん演出の白鸚さん三五郎の
素敵にとぼけた感じに、ついウフフとわらってしまいます。
そして幸四郎さん演じる光太夫が光の速さでつっこみますww
光の速さすぎて、一時停止で光太夫さんが消えてしまっているのが
私的見どころ…ww