カテゴリー: 歌舞伎歌舞伎座の公演

描き初めは『超歌舞伎2023』思い出しお絵かき!がんばりましょう!

新しい年がまたはじまりました。

能登半島の大地震での甚大な被害、被災地へ向かう筈だった海上保安庁の方々のいたましい事故、世界の終わらない戦争、紛争、自分になにができるのかと沈んでしまいそうになりますが

いま健康な私ができることは、普段通り、普段以上に元気に生活して、経済をまわしていくこと…それしかないと。大きな震災を何度も経験して学んだではないかと思い出しました。安全な場所にいる自分が落ち込んでいる場合ではありません。がんばりましょう!自分へのエール。楽しかった12月の超歌舞伎を思い出しながら新年の描き初めいたしました(^^)

カテゴリー: 歌舞伎歌舞伎座の公演

秀山祭九月大歌舞伎『松浦の太鼓』松本白鸚丈の松浦鎮信公を描きました

白鸚が語る歌舞伎座『松浦の太鼓』、特別ポスターも公開
歌舞伎美人(かぶきびと)

白鸚さん、大高源吾役は三度も演じられているんですね!それに吉右衛門さんが初めて松浦公を演じられた時にもやってらっしゃるのか…!

歌舞伎役者さんがそれぞれ持つ「ニン(仁)」というもの、私にはまだ理解しきれていない部分も多いですが、吉右衛門さんが松浦公に、白鸚さんが大高源吾に「ニン」だというのはなんとなくの感覚ですが少しわかるような気がします。

大高源吾に「ニン」な白鸚さんの松浦公は、私が以前観た吉右衛門さんの松浦公や、吉右衛門さんに教わったという染様時代の幸四郎さんの松浦公より、より真っすぐで落ち着いた品格のある松浦公でした。

吉右衛門さんの松浦公の一番のイメージは、大高源吾と赤穂浪士の真意を悟って破顔一笑、心から嬉しそうなあの素敵な笑顔だと思うんです。それが松浦公という役の本質なのだろうなって思います。

でも、今回の白鸚さんの特別ポスターの、穏やかなおももちで思慮深く周りを見ていらっしゃる松浦公というのも、とっても素敵だなと思いました…!

そう思うと、かなわぬことながら、もう一度吉右衛門さんの松浦公も拝見したかったなあと…

秀山祭、追善の公演ということを、観終わったあとに強く感じた今回の舞台でした。

カテゴリー: 弥次喜多歌舞伎歌舞伎座の公演

八月納涼歌舞伎「弥次喜多流離譚」

歌舞伎座八月納涼歌舞伎、千穐楽おめでとうございます!!

一度だけの観劇の日が、弥次さん役の幸四郎さんの代役に市川青虎さん。
幸四郎さん弥次さんにはお会いできず残念でしたが、でも
あんまり似てないおふたりのはずなのに
きゅるんとしてぷくぷくしてwかわいい青虎弥次さんに
トボけたナゾ可愛いwいつもの幸四郎弥次さんが重なって見えて
愛らしさ二人分のかわゆさMAX弥次さんでした♡

幕を上げて続ける、という大変な判断をして下さって本当にありがとう。
歌舞伎の舞台を作り続ける人たちのパワーに、ものすごく感激した熱い夏でした。

カテゴリー: 歌舞伎歌舞伎座の公演

八月納涼歌舞伎「安政奇聞佃夜嵐」より佃島島脱けのシーン!

……こちらもちろん本当は、松本幸四郎さん演じる御家人の青木貞次郎と、中村勘九郎さん演じる神谷玄藏とが、二人で海をわたって佃島から脱獄するシーンなのですが
今月の歌舞伎座はコロナ感染による役者さん達の休演・代演が何度もあり…幸四郎さんも染五郎君の濃厚接触者となってしまわれて、数日間こちらの青木貞次郎のお役を、急きょ市川猿之助さんが勤められたのでした。

私はなんとこの二部は、幸四郎さん猿之助さんお二人の青木役を拝見することができて…!せっかくだから💦記念おえかき!青木と神谷と青木?の佃島島脱けの場~~~!!

背中におぶわれていたのは勘九郎さんの神谷ですが、反対だったら「岸辺露伴は動かない」だなって思いながら観てましたw

休演なんてできるだけ無い方がいいに決まっていますが、2週にわたって2回同じ役を違う役者さんが演じるのを観るってなかなかない体験で、すごくおもしろかったです。
人生に無計画な御家人の次男坊で、どこか儚い幸四郎さんと
次男坊という地位に鬱屈したものでもあったかもしれないギラギラした瞳の猿之助さんと
全然違う印象のどちらも魅力的な青木貞次郎でありました…!!

そして、そうなると、勘九郎さんの青木貞次郎も観たくなってしまった!きっと裏切られたとわかったシーンは一番ショックを受けてそうな、まっすぐな青木の気がします。いつか観てみたいです(^^♪

勘九郎さんと猿之助さんの回、最後の花道では
神谷「お前なんか早く地獄の釜で三助にでもなりやがれぇい!!」←次の演目は猿之助さんの『浮世風呂』三助の踊り(^^)
なんて口喧嘩しながら、楽しそうにわいわい引っ立てられてゆかれましたw